沖縄の米陸軍貯油施設から泡消火剤設備撤去へ 防衛省「詳細は確認中」


この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 貞治
記者会見で質問に答える浜田靖一防衛相=21日、防衛省

 【東京】うるま市や北谷町などにまたがる米陸軍貯油施設で、有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火設備が撤去されることが21日、分かった。浜田靖一防衛相がこの日の閣議後会見で明らかにした。

 一方、浜田氏は撤去に向けた具体的なスケジュールなど詳細について「米側に確認中」と述べた。その上で「泡消火設備が撤去されるまで、引き続き施設の安全管理の徹底を求めていきたい」と話した。

 米陸軍貯油施設では2021年に、うるま市にある金武湾第3タンクファームでPFASを含む水が基地の外に流出した経緯がある。(明真南斗)

2020年に宜野湾市の民間地に米軍基地から流出した泡消火剤