「誰一人取り残さない社会目指す」地域サポートわかさ、地球市民賞を受賞 沖縄から4例目


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国際交流基金の梅本和義理事長(左)から賞状などを受け取る地域サポートわかさの宮城潤事務局長(中央)、職員の佐藤純子さん=22日、東京都港区のホテル

 国際文化交流を通して日本と海外の市民の結び付きを深めている団体に贈られる2022年度国際交流基金地球市民賞の授賞式が22日、東京都内で開かれた。県内から那覇市若狭公民館の指定管理者「地域サポートわかさ」(上原廣保(ひろやす)理事長)が受賞し、宮城潤事務局長らが、国際交流基金の梅本和義理事長から賞状と副賞を受け取った。

 地域サポートわかさは、芸術家や多様な団体と協働するユニークな活動を展開しながら、ひとり親世帯や県内在住外国人にも目を向け、多様な人々を包摂する地域づくりに取り組んでいることが評価された。

 宮城事務局長は「出身地や性別、経済的状況など属性にとらわれず、それぞれが尊重される社会をつくるため、コミュニティーをつなぎ、重なりを大きくしていくことが肝要だ。誰一人取り残さない地域社会の実現を目指す」と受賞者あいさつで述べた。

 県内からの受賞は4例目。
 (伊佐尚記)