琉球銀行(川上康頭取)はこのほど、株式や社債などに投資してベンチャー企業を支援する「BORベンチャーファンド2号」を立ち上げた。同行など県内17社が株主となっている投資会社「琉球キャピタル」が運営する。
ファンド総額は2億円で、琉銀の営業エリアの未上場企業のうち、将来性があったり、地域活性化につながる事業を手掛けたりしているスタートアップやベンチャーに出資する。運用期間は3月1日から10年間。ファンド正式名は「BORベンチャーファンド2号投資事業有限責任組合」。
同行が2018年に設立した「BORベンチャーファンド1号」は、共同出資したりゅうぎん総合研究所が運営し、9社に投資している。
今回の後継ファンドは投資を専門とする琉球キャピタルが運営を担うことになり、琉銀法人事業部の具志孝一郎地方創生グループ長は「沖縄にこだわり支援していく。新たな展開が今後も続いていくと期待している」と述べた。
(當山幸都)