アスティーダ快勝、岡山に3-1 粘り強く競り勝つ 卓球・Tリーグ


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岡山―琉球 第3マッチシングルスで勝利を挙げた張本智和(球団提供)

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは23日、岡山県の津山総合体育館で岡山リベッツと対戦し、3―1で勝利した。通算成績は11勝9敗。順位は2位のままで勝ち点42に伸ばし、1位の木下マイスター東京と2点差になった。

 第1マッチダブルスは吉村真晴・吉村和弘が2―1で競り合いを制した。第2マッチシングルスは落としたが、第3マッチシングルスの張本智和が第1ゲームを取られてから逆転勝ち。第4マッチシングルスで有延大夢は丹羽孝希に最終ゲームまでもつれながらも打ち勝ってチームの勝利につなげた。アスティーダは既にプレーオフ進出を決めている。次戦は今季レギュラーシーズン最終戦で、25日に埼玉県の久喜市総合体育館でTT彩たまと対戦する。

 勝負強さを発揮した琉球アスティーダが岡山との今季最終戦を勝利で飾った。マッチカウント3―1で勝ち点を稼ぎ、レギュラーシーズン1位に望みをつないだ。第4マッチシングルスで、共に明治大出身で同年の丹羽孝希と向き合った有延大夢が、競り合いに打ち勝ちチームの勝利を決めた。ゲーム数1―1で並んだ第3ゲーム。レシーブやサーブからの3球目にミスが目立った第2ゲームに続いて、丹羽のペースになりかけたが徐々に3球目の返球が安定した。

 長いラリーに持ち込むと、強みのフォアで鋭いドライブを効かせて得点。2―7の劣勢から6連続得点で逆転に成功し、流れを取り戻した。最後は11―10で粘り勝ち。第4ゲームは取られても、勢いは落ちず最終第5ゲームは攻めきって勝利をたぐり寄せた。

 今季新戦力として加入した張本智和が第3マッチシングルスで逆転勝ちしたことも大きかった。張本は「うまく立ち直れて尻上がりにいいプレーができた。次戦の彩たまにも勝って、プレーオフでは王座奪還できるよう頑張りたい」と述べ、勢いをつなぎ連勝でリーグ制覇を目指す決意を示した。
 (謝花史哲)


▽男子

琉球(42) 3―1 岡山(30)