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修学旅行生を対象にした体験型プログラム「国際交流型まちなかロゲイニング」が21日、沖縄県那覇市の首里城公園で実施された。「ロゲイニング」とは地図に設定されたチェックポイントを制限時間内に回り、ミッションをクリアして得点を集める競技。同プログラムでは、県内在住の外国人ボランティアが生徒と共にミッションに取り組むことで、琉球や首里城の歴史を学びながら国際交流も同時に行う。
県内初の実施となる21日には埼玉県の昌平(しょうへい)中学校の生徒99人が参加。英語で書かれた地図を頼りに、首里城公園内を巡って、沖縄の歴史・文化にまつわるクイズや指定された場所での写真撮影といったミッションに挑戦した。外国人ボランティアとして、アメリカ、フランス、ウクライナ、バングラデシュなど13か国の出身者が参加した。
2年生の青山峯緒さん(15)は「ミッションクリアという共通の目的があったから緊張せずスムーズに会話できた。ゲーム感覚で英語や歴史が学べて楽しかった」と笑顔を見せた。
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主催するHelloWorld(ハローワールド、沖縄市、野中光代表)のオペレーションリーダー国吉光希さん(28)は「体を動かしながら楽しく学べるロゲイニングを通して、県外の生徒たちが沖縄の魅力を知り、国際的な視点を持つきっかけをつくりたい」と述べた。収益金の一部は首里城基金に寄付される。
(普天間伊織)