コラソン敗北も攻守で手応え ジークスター東京に24-31 JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは、東京都の墨田区総合体育館でジークスター東京と対戦し、24―31で敗れた。通算成績は7勝13敗1分けで7位。ジークスターの東江雄斗(興南高―早稲田大出)は4得点、伊禮雅太(興南高―中央大)は2得点、東長濱秀希(興南高―日体大出)が1得点だった。コラソンの次戦は3月4日午後1時半から、名護市の21世紀の森体育館でゴールデンウルヴス福岡と対戦する。


 

琉球コラソン―ジークスター東京 懸命なディフェンスをするコラソンの峰岸勁志郎(13)やGKの衣笠友貴(27)=25日、東京都の墨田区総合体育館(琉球コラソン提供)

 高さとパワーのあるジークスター東京の選手に挑んだ琉球コラソン。24―31と点差はついたが、攻守ともに手応えのある展開もできた。

 守備では序盤から6―0守備を中心に、高さのある選手には複数人がついて対応し、簡単にシュートを決めさせない。ラインの上げ下げやシステムの変更で相手のミスを誘発し、攻撃につなげた。

 攻撃では、個人がボールを持つ時間が長くなると、相手の強度の高い守備から得点を奪えなかった。後半に入るとコートを広く使い始め、ゴール正面では垣花涼や東江太輝が相手守備の間からステップシュートを決めた。サイドではパス交換から堤裕太と仲程海渡が得点を重ねた。終盤には堤のシュートを皮切りに、7連続得点と見せ場も作った。

 一方、高さやフィジカルを生かしたジークスターの突破への対応や、オフェンスファウルでチャンスをものにできないなどの課題も残った。それでも東江正作監督は「守備でもいい形を作れていた。攻撃では連動してきっかけを作り、崩すこともできていた」と振り返る。

 3月4日には今季最終戦が沖縄で行われる。東江監督は、「今季最高のゲームでシーズンを締めくくりたい」と意気込み、9勝目をつかみにいく。

(屋嘉部長将)