「死んだらどうなるの」大人と子ども、答えのない問いを語る 「りゅうPON!」てつがくカフェ


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答えのない問いについて対話する「りゅうPON!てつがくカフェ」の参加者たち=26日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 答えが一つとは限らない問いについて語り合う「第7回りゅうPON! てつがくカフェ」が26日、那覇市泉崎の琉球新報本社であり、小中高生と保護者ら15人が参加した。大人と子どものグループに分かれて、話し合う「問い」を決め、じっくり、ゆっくり考えながら対話を重ねた。

 カフェは新報小中学生新聞「りゅうPON!」で連載中の「てつがくカフェ」に登場するコーノさんこと河野哲也立教大教授と、同大の学生らが進行した。小学校低学年と高学年、中学生、大人のグループに分かれて語り合った。

 小学校高学年は「人は死んだらどうなるの?」との問いで対話した。「いい人は天国に、悪いことをしても反省しなかったら地獄に行く」「生まれ変わる」「無になる」などの答えを共有した。

 豊見城市立上田小6年の金城ほの香さん(12)は「無になる、という意見が印象的だった。答えの出ない対話というのはすごく楽しかった」と感想を話した。

 哲学対話の進行役を養成する「哲学対話のすすめかた講座」も同日あり、12人が質問の仕方や進め方などを学んだ。
 (新垣梨沙)