担任不足、52→71人に悪化 沖縄の公立小中学校 今年1月時点


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 沖縄県内の公立小中学校で、学級担任が今年1月時点で71人不足していることが1日、分かった。9月当初の52人から19人増えた。同日の県議会一般質問で、半嶺満教育長が西銘純恵氏(共産)の質問に答えた。

 内訳は小学校49人、中学校22人、高校と特別支援学校はゼロだった。本年度の学級担任未配置は、昨年4月時点で28人(小学9人、中学19人)、6月時点で26人(小学13人、中学13人)、9月時点で52人(小学校42人、中学10人)で、増加傾向にある。

 専門科目担当などを含める全体の未配置数は、今年1月時点で135人。県教育委員会は休職者の増加要因について、産休や育休などを挙げている。半嶺教育長は来年度の新規採用者について、現時点で360人程度を見込んでいるとし、「採用計画の見直しに取り組むとともに、正規教員の確保に努める」と述べた。西銘氏に答えた。
 (吉田早希)