ライカム近く「ロウワー地区」、返還後のイメージは? 跡地利用プラン案を承認 地権者役員会 沖縄


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 【沖縄・北中城】2024年度以降の返還が予定されている米軍キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ地区(約23ヘクタール)を巡り、地権者会役員会は2月28日、跡地利用計画策定に向け、土地利用イメージを示したプラン案を承認した。跡地利用計画は2024年度にも策定したい考え。

 プラン案は道路配置の基本的な考え方や、商業、住宅などの各用地の大まかな配置などが示された。配置はイメージで、今後変更の可能性がある。跡地利用面積は、サウスプラザ地区を含む約26ヘクタール。県道85号から米軍キャンプ瑞慶覧アッパープラザ地区につながる進入路・交差点は、交通渋滞緩和のため北西側に移設したい考え。

 地権者会が今年1月に実施した地権者アンケートで、回答のあった地権者のうち約7割がプラン案に賛成した。アンケートの回収は323通中63通(19.5%)。

 地権者会は承認したプラン案を基に、跡地利用計画案に必要な交通量推計を沖縄市と北中城村に依頼する。23年度は関係機関と本格的な意見交換に入りたい考え。

 地権者会は土地区画整理事業に向けて、地権者の同意を得た上で、24年度にも準備会に移行する予定。
 (石井恵理菜)