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那覇市と民間女性が所有権を争う市有地を巡り、土地購入を希望する不動産業者から市議会の久高友弘議長らへ議長室で現金5千万円の受け渡しがあった問題。3日に開かれた那覇市議会の各派代表者会議で、久高議長は役職の辞任は否定しつつ、公務の場での現金の受け渡しに関わったことに「責任がある」と話した。久高議長と各会派代表との主な質疑は次の通り。
「神聖なる議場(議長室)でこれ(現金の受け渡し)が行われたことは反省しないといけない。大変議員に迷惑をかけた」
―なぜ議長が領収証を書いたのか。
「(後見人と)連名で書いた。金主が『保証してくれ。一緒に解決してくれ。だから議長の名前も欲しい』ということで書かされた」
―現金は何に使ったのか。議会対策にも使ったのか。
「調査だけに使った」
「(後見人が持っているので)何に使われたかは分からない」
―議長室で5千万円というお金をやり取りした重大さへの認識は。
「言い訳できない。議長室では避けるつもりだったが、避けられなかった。私に責任がある」
―議員を束ねる議長が密室でそういうことをしたことに対するわれわれのショックは非常に大きい。どう責任を取るのか。
「すぐ言えるような状況にない。考えさせてほしい」
―市民に対して一言述べてほしい。
「事件のように扱われていることに関しては私の不徳の致すところだ」
(伊佐尚記)