1本から2房目「そんなバナナ」 沖縄・宜野湾 「3個目できたら、どうしようかね」


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実ったバナナから伸びた茎に実ったバナナに触れる古謝廣さん=2月22日、宜野湾市大謝名

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市大謝名の古謝廣さん(83)宅のバナナが、不思議な実り方を見せている。果房が実り始め、しばらく放置していると、伸びた茎から新たな果房が誕生。通常は1本に1度しか実がつかないはずのバナナの木を前に、「こんなこともあるんだね」と育成歴30年の古謝さんも目を丸くする。

 今年は畑の果物が豊作だったという。カニステルやドラゴンフルーツ、シークヮーサーも大きく実った。その中でもいつも以上に伸びたバナナの木につぼみができ、不要な雄花部分を切り落とそうとしたある日、新たなつぼみに気づいた。「せっかくなので」と置いていたら、すくすくと立派な果房に。

 「あまりにももったいなくて食べられないよね」と話す。雄花部分は今後も切り落とさずに様子を見る予定だ。「3個目の実ができたら、どうしようかね」と笑った。

(新垣若菜)