【宜野湾】沖縄県宜野湾市大謝名の古謝廣さん(83)宅のバナナが、不思議な実り方を見せている。果房が実り始め、しばらく放置していると、伸びた茎から新たな果房が誕生。通常は1本に1度しか実がつかないはずのバナナの木を前に、「こんなこともあるんだね」と育成歴30年の古謝さんも目を丸くする。
今年は畑の果物が豊作だったという。カニステルやドラゴンフルーツ、シークヮーサーも大きく実った。その中でもいつも以上に伸びたバナナの木につぼみができ、不要な雄花部分を切り落とそうとしたある日、新たなつぼみに気づいた。「せっかくなので」と置いていたら、すくすくと立派な果房に。
「あまりにももったいなくて食べられないよね」と話す。雄花部分は今後も切り落とさずに様子を見る予定だ。「3個目の実ができたら、どうしようかね」と笑った。
(新垣若菜)