コラソン、勝って7位に 仲程、7メートルスローでリーグ新 日本ハンドリーグ今季最終戦


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは4日、名護市の21世紀の森体育館で、ゴールデンウルヴス福岡と今季最終戦を争い、33―25で快勝した。通算成績は8勝13敗1分け、7位で今季を終えた。女子のザ・テラスホテルズも同会場で香川銀行と今季最終戦を行い、26―25で接戦を制した。通算成績は5勝15敗、8位で今季終了した。


 きちんと勝ち切り、良い形で琉球コラソンは今季を終えた。ゴールデンウルヴス福岡と迎えた最終戦。まずは前半開始2分で仲程海渡がJHLのシーズン7メートルスロー最多得点の52点と並ぶ7メートルスローを決め、先制した。その後も仲程は2本成功させ、記録を54点に伸ばした。

琉球コラソン―ゴールデンウルヴス福岡 前半、7メートルスローを決めるコラソンの仲程海渡=4日、名護市の21世紀の森体育館(喜瀬守昭撮影)

 仲程はキーパーの下からボールを滑り込ませる技ありプレーを見せるなど、放ったシュートは一本も外さず、調子の良さをうかがわせた。

 後半は依田純真や佐藤草太ら若手が躍動した。相手に少しずつ追い上げられたが、中盤で佐藤がディフェンスに阻まれながらもしぶとくゴールを決めると、チームの勢いが増した。攻撃の起点となる主将東江太輝のパスもうまく通り、若手はどんどんゴールを狙った。

 試合後、仲程は「ハンドボールをする上で『大事に丁寧に』ということを心掛けている。それがしっかりと体現でき、コラソンで頑張る次の世代に伝わるものがあればうれしい」と期待を込めた。東江は「シーズン8勝できたことは来季につながる。誰が出ても良い勝負ができるところまで持っていけるチームを目指す」と意気込みを語った。

(砂川博範)