深刻な課題、笑いで発信 FECが「あぎじゃび商店」


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うるま市の健康を題材に喜劇をするお笑い芸人集団FECのあぎじゃび商店出演者ら

 健康診断が必要な年齢に来ているのに、受けようとしない臣一郎。心筋梗塞で死んだ太っちょの幽霊-。うるま市民健康づくり推進大会では、お笑い芸人集団FECの小劇場「あぎじゃび商店」がうるま市の深刻な健康課題を取り上げる。

 うるま市健康支援課の濱比嘉由美子主幹は、県立中部病院などとの情報交換でも「うるま市では心肺停止で救急搬送される人などが多い傾向と言われている」と説明し、予防の重要性を訴える。あぎじゃび商店の脚本にも県内、うるま市の健康についての情報を入れ込んだ。
 佐久川篤課長は「健康は正面から言うと『健康を考える方がストレスがたまる』などと言われて敬遠される。だが『うるま市は健康課題が多すぎるよね』ということを笑いに変えて、伝えていきたい」と話した。