女子ゴルフ、荒川13位に後退 県勢の比嘉は28位、上原は35位 ダイキンオーキッド第3日


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 女子ゴルフのダイキン・オーキッド・レディス第3日は4日、沖縄県南城市の琉球GC(6560ヤード、パー72)で行われ、3位で出たうるま市出身で新人の荒川怜郁(コザ高出―中部学院大)は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーでスコアを落とし、通算2アンダーの214で13位となった。県勢では比嘉真美子が一つスコアを伸ばして28位に順位を上げた。上原彩子も71で回り35位となった。

 首位スタートの渡辺彩香は75と崩れて通算6アンダーで3位。11位で出た申ジエ(韓国)が1イーグル、6バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算9アンダーの207で首位に浮上した。ツアー初優勝を目指す22歳の上野菜々子が2打差の2位につけた。稲見萌寧や上田桃子、森田遥、阿部未悠がさらに1打差の4位で続き、昨季年間女王の山下美夢有は13位に後退した。(出場50選手、晴れ、気温19・8度、西の風1・3メートル、観衆4660人)


雰囲気のまれ ボギーを連発 ルーキー・荒川

15番、ティーショットを放つ荒川怜郁

 多くのギャラリーに注目される決勝の雰囲気に、知らず知らずにのまれた。新人の荒川怜郁(コザ高出―中部学院大)は前日のような落ち着いたプレーに徹することができずにボギーを連発し、13位に後退した。それでも最終18番をバーディーで締め、通算2アンダーで最終日につなげた。

 「何を考えて打ったか覚えていない」。スタートの1番でティーショットをミスしてボギー発進。その後もピンを真っすぐ目指したが、狙いすぎが失敗につながる場面が目立った。15番ではティーショットが大きく跳ねて木の後ろに落ちる不運も重なり、ダブルボギーに。「これが自分の実力と思えるラウンドだった」と現状を素直に受け止めた。ただパー5の18番はセカンドをグリーンまで運びイーグルチャンスを引き寄せる力を見せた。最終日は持ち前のショット力に、巻き返しの期待が懸かる。

(謝花史哲)