那覇市議会議長、野原氏に決定 沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
野原嘉孝氏

 不動産業者からの現金受け渡し問題で久高友弘氏が那覇市議会議長を辞職したことを受け、後任を選出する議長選挙が9日、実施された。与党の野原嘉孝副議長(公明)が21票、野党の古堅茂治氏(共産)が13票を獲得し、野原氏が新議長に選出された。

 選挙に先立つ所信表明で、野原氏は「神聖な議会で現金の受け渡しがあったことは言語道断だ。市民のための議会改革を目指し、全身全霊で尽くす」と述べ、政治倫理条例の制定や緊急事態に対応できるオンライン会議導入などに取り組むと表明した。

 野原氏は2009年、市議初当選し4期目。21年に副議長に就任した。
(伊佐尚記)