琉球新報社 
沖縄県女性団体連絡協議会は8日、第44回3・8国際女性デー沖縄県集会を那覇市の県男女共同参画センターてぃるるで開催した。約60人が参加し「平和とジェンダー平等の真の実現に向けて、『平和・平等・発展』をともし続けよう」とするアピール文を採択した。
集会では、加盟する11団体がそれぞれ要請決議を提案。教職員の職場環境改善、選挙管理委員会の女性委員選出、女性副知事の早期実現などの要請決議11件を採択した。
同時に開かれた記念講演では、沖縄大学の名城健二教授がヤングケアラーの現状を報告した。名城氏は、子どもが家庭の事情を打ち明けるのは考えにくく、見落とされがちな問題だと指摘。「子どもや家族を傷つけないように配慮しながら、丁寧にサポートする必要がある」と話した。
（稲福政俊）
