Bリーグ勢、国際大会で結果振るわず 「まだまだだな」島田チェアマン バスケ・東アジアスーパーリーグ


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東アジアスーパーリーグでベイエリアに敗れ4位となり、肩を落とす琉球の選手ら=5日、沖縄アリーナ

 バスケットボール男子で東アジアの強豪8クラブが参加した東アジアスーパーリーグ(EASL)が5日に閉幕し、Bリーグ勢は琉球が4位、宇都宮が1次リーグ敗退と振るわなかった。新設の国際大会を通じ、現状のBリーグの競技力が浮き彫りとなった形で、島田慎二チェアマンは「まだまだだなと思った」と受け止めた。

 1次リーグで宇都宮、3位決定戦で琉球に土をつけたのが、香港で設立されたチームのベイエリア。特徴の一つがガード陣のレベルの高さで、特に米国出身でNBA経験者のパウエルはスピード、テクニックとも段違いだった。

 琉球のガードの今村佳太は「最近のBリーグでは外国籍のガードも増えてきて、マッチアップすることも多いが、今大会で対戦した選手は個の力が強かった」とし「実力不足」を痛感。宇都宮の竹内公輔も「日本にはいないようなばねを持った選手がたくさんいた」と感じたという。

 大会の1位、2位は韓国のクラブで、日本勢を苦しめたベイエリアも2位のソウルSKに1次リーグで敗れた。EASLのマット・ベイヤー最高経営責任者(CEO)はBリーグを「最も急速に発展しているリーグ」と評したが、今後はビジネス面だけでなく、プレーのレベルをいかに引き上げていくかも重要課題となりそうだ。
(共同通信)