沖尚 強打でセンバツ初戦突破目指す 岐阜・大垣日大と対戦 18日第3試合プレイボール


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 第95回選抜高校野球大会(18日から14日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で行われ、出場36校の初戦の対戦相手が決まった。昨年の秋季九州大会を制覇し、9年ぶり7度目の挑戦となる沖縄尚学は第1日(18日)の第3試合で、東海地区4強入りした大垣日大(岐阜)と対戦する。

 抽選会は、昨年までは新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインで開催していたが、今回4年ぶりに出場校の主将が一堂に会し、くじを引いた。記念大会のため、例年より4校多い36校が出場する。

 開会式後の開幕試合は東北(宮城)―山梨学院となった。史上初となる2度目の2連覇を狙う大阪桐蔭は敦賀気比(福井)、注目の強打者真鍋慧を擁する広陵(広島)は二松学舎大付(東京)と初戦の2回戦で当たる。

 選手宣誓は全出場校の抽選で高松商(香川)の横井亮太主将が務める。

 沖縄尚学は9年ぶり7度目の出場となる。同校は昨年10月の秋季九州大会で優勝した。昨秋の公式戦ではチーム打率4割7厘が選抜出場校トップと強打が自慢だ。1番知花は打率6割7分6厘に、2本塁打と長打力も備える。エース東恩納を中心に粘り強く戦う。

 大垣日大は2年連続5度目の出場。140キロ台の速球を投げる右腕、山田渓太が大黒柱だ。打線は米津煌太が打率4割台と、高橋慎とともに軸となっている。

 今大会では、昨年まで出場校に義務づけていたPCR検査は行わない。観客数には上限を設けず、マスク着用を条件に2019年夏以来となる声出し応援を認める。順調に日程を消化すれば、31日に決勝が行われる。
 (砂川博範)


積極的に戦う

 沖縄尚学・佐野春斗主将の話 試合がすごく楽しみだ。一戦一戦、自分たちの特徴でもある積極的なバッティングをしっかりとやって、勝ち上がっていけるようまずは初戦を全員で戦っていきたい。

つなぐ打線意識

 大垣日大・日比野翔太主将の話 沖縄尚学は投打ともに実力があるという印象を持っている。バッティングで自分たちの持ち味である「つなぐ打線」を意識して戦いたい。部員全員でまずは初戦を勝つ。