絶滅危惧種「アカツクシガモ」が飛来 3個体が水田で採餌 沖縄・金武


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農耕地で羽を休めるアカツクシガモ=金武町金武(沖縄ネイチャーオフィス提供)

 【金武】沖縄県金武町の水田でこのほど、アカツクシガモが飛来しているのをガイド会社「沖縄ネイチャーオフィス」(金武町)が撮影した。だいだい色の大型のカモで、絶滅危惧種に指定されている。沖縄ネイチャーオフィスの豊見盛律子さんは「3個体で水田に降りて採餌していた。県内でもまれに少数が越冬することのある珍しい冬鳥だ」としている。

 金武町の水田に渡来し、滞在約3カ月になるという。ユーラシア大陸の中緯度地方で極地的に繁殖するとされている。国内ではまれな冬鳥として渡来する。

(松堂秀樹)