琉球ゴールデンキングスと千葉ジェッツが対戦したバスケットボールの第98回天皇杯全日本選手権大会の決勝。
終始、千葉にリードされる展開が続く中でも、今村佳太がチーム最多の17得点と気を吐き、大会のベスト5にも選出された。
第1Qは無得点だったが、2Qに入るとドライブからシュートや3点弾を決めた。第3Qに入っても内外から得点を重ね、チームを引っ張った。
チームは強力なインサイド陣からの得点を狙いすぎてしまい、ボールを動かしながら得点できた時間は少なかった。攻撃の主軸でもある今村は「焦りというか、丁寧にプレーできなかった。少し柔軟に対応できなかった」と振り返る。
昨年のリーグ準優勝に続き、天皇杯でも優勝には手が届かなかった。「チームとしては、どうすれば勝てるか明確になってきた部分はある。個人として、やっていることは間違っていなかった。ポジティブにつなげていきたい」。悔しさを糧にしながら、リーグ制覇へ目を向けた。
(屋嘉部長将)