サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)は12日開幕し、沖縄SVは浜松市のHonda都田サッカー場でホンダFCと対戦し、1―3で逆転負けした。
前半は攻め込まれる時間帯が長かったが、23分に安在和樹の左クロスを中央の一木立一が受け、右でショートパスをもらった山田雄太が押し込んで先制した。後半は序盤から猛攻を受け、9分に相手GKのキックから裏のスペースに流され、走り込んでいた選手に蹴り込まれた。39分には手薄になったところを狙われ失点。終了間際に駄目押しの3点目を決められた。
次戦は19日、南風原町黄金森公園陸上競技場でクリアソン新宿と対戦。入場料は一般千円、小中高生は無料。全て自由席。チケットは会場で当日購入できる。
沖縄SVのJFL開幕戦は手荒い洗礼を受ける形となった。ホンダFCは昨季3位。その上の2チームはJ3へ昇格しており、実力的には最上位のチームとなる。
前半は中盤の秋本和希、荒井秀賀を軸にパスをつなげ、初参入のリーグでも通用することを証明した。果敢に攻め、少ないチャンスの中でFWの一木立一からのショートパスを山田雄太が押し込んで先制した。
しかし、後半はほとんどの時間帯でボールを支配され、猛攻を受けた。中盤で縦パスを通されることも多く、中盤の引き締め、守備の際のマークの受け渡しなど課題が浮かび上がった。ゴールエリア内でプレーされることも多く、守備に時間を割かれ、体力を消耗する場面が続いた。
後半に交代出場した監督兼選手の髙原直泰は「動きが硬かった。JFLのレベルを体感していない選手が多いと思うが、いい勉強をさせてもらった。球際、1対1のところの差が出てしまった」と振り返った。
次はホーム開幕戦。昨季15位のクリアソン新宿を迎え撃ち、初白星を狙う。
(大城三太)