ミサイルなどの弾薬、きょうにも陸自石垣駐屯地に搬入


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陸上自衛隊石垣駐屯地の正面ゲート=16日、石垣市平得大俣

 陸上自衛隊は18日にも沖縄県石垣市の石垣駐屯地に誘導弾(ミサイル)などの弾薬を運び込む。海上自衛隊の船舶を使って弾薬類を石垣港に陸揚げし、車両で駐屯地に運搬する計画。搬入が完了すると、16日に新設された駐屯地の運用体制が整うことになる。

 石垣駐屯地内の弾薬庫には、地上から艦艇を狙う12式地対艦ミサイル、上空の対象に向ける03式中距離地対空ミサイル、警備隊が装備する中距離多目的ミサイルや81ミリ迫撃砲の弾薬が保管される見込み。弾薬庫4棟のうち、3棟がすでに整備されている。

 一方、自衛隊配備に反対する市民団体「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」は18日朝から石垣港前で抗議行動を予定している。

 弾薬に先行し、駐屯地にはミサイルの発射機が運び込まれている。石垣駐屯地は全体で約570人配置、ミサイル発射機を含む車両約200台が配備される。4月2日には浜田靖一防衛相らが来島し、地域関係者を招く開設記念行事を予定している。

(明真南斗)