いとまんトリム、スタート 4年ぶり開催 海風感じ各自のペースで 沖縄・糸満 


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
号砲とともに一斉に走り出す10キロコースのランナー=19日午前8時半ごろ、糸満市の西崎運動公園(喜瀨守昭撮影)

【糸満】冷たい海風がそよぐ曇り空の中、第3回いとまん平和トリムマラソン大会(主催・同実行委員会、糸満市、糸満市教育委員会、共催・琉球新報、県視覚障害者福祉協会、県身体障害者福祉協会、沖縄伴走ランナーネットワーク、NPO法人糸満市体育協会)が19日、沖縄県糸満市の西崎陸上競技場で開幕した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止や延期を重ね、4年ぶりの開催となった。

 10キロ、12キロ競技用車いす、6キロ、エンジョイ4キロの4コースに伴走者を含む2205人がエントリーした。西崎町の市街地を眺めながら報得川や海沿いの平坦なコースを走る。

 大会に伴い、午前8時~午後0時半まで西崎運動公園周辺の道路が交通規制されている。

 開会式で同大会実行委員会会長の當銘真栄市長は、「相互の交流を図りながら自分のペースを守り、完走を目指し楽しく走ってほしい」と参加者を激励した。

 特別ゲストで車いすトラベラーの三代達也さんは、「車いすユーザーの視点で30度下の路面を見ながら走ってみてほしい。今日明日から見える世界が違ってくると思う」と呼び掛けた。

(比嘉璃子)