FC琉球、今治とドロー 後半で逆転も終了間際に追いつかれる


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
琉球―今治 後半、コーナーキックで競り合うFC琉球イレブン=19日、今治里山スタジアム(愛媛新聞社提供)

 サッカー明治安田J3の第3節第2日の19日、FC琉球は愛媛県の今治里山スタジアムでFC今治と対戦し、2―2で引き分けた。勝ち点7で順位は2位。前半15分に先制点を許し、0―1で折り返した。後半開始早々に野田隆之介、人見拓哉がそれぞれ得点し、逆転した。しかし、終了間際のロスタイムに追い付かれ、勝ち点3を逃した。次戦は26日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで福島ユナイテッドFCと対戦する。

 FC琉球は後半序盤の2得点で逆転したが、終了間際に隙を突かれて追い付かれた。

 前半15分、中央から回転がかったシュートをGK田口潤人がはじき、詰めていた選手に押し込まれて0―1で折り返した。

 後半は後方からのロングボールが相手守備陣をくぐり抜けてうまく前線へ。野田隆之介がうまく反応して巧みなワントラップで裏へ抜け出し、2試合連続となるゴールで同点に。直後には左サイドを駆け上がった金崎夢生(むう)からのクロスに中央の人見拓哉が合わせて2点目。

 タイミングよくDFを追い越す形でゴール前に飛び出る軽快な動きだった。人見は「うまくスペースを空けながら、相手センターバックとの駆け引きにも勝てた」としたり顔だった。

 後半出だしの逆転で守り切る時間帯が長くなったこともあり、最後の最後に並ばれた。したたかに確実に勝ち点3をものにする試合巧者ぶりを身に付けることもチームの課題となった。DF牟田雄祐は「相手も前がかりになってきて、最後の15分は体力的にしんどくなっていた。時間の使い方、試合の運び方でもう少し改善しないといけない」とコメントした。
 (大城三太)


(1)里山S
今治 1勝2分け(5)
2―2(1―0,1―2)
琉球 2勝1分け(7)

▽得点者 【今】 ドゥドゥ(1)安藤(1)【琉】 野田(2)人見(1)
▽観客 4118人