センバツ東邦(愛知)の宮國、緩急織り交ぜ粘って6回3失点 「6度目の優勝を目指す」


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走者を出しながらも緩急織り交ぜ、力投する東邦の宮國凌空=19日、兵庫県の阪神甲子園球場(ジャン松元撮影)

 選抜高校野球大会第2日は19日、甲子園球場で行われ、2回戦で英明(香川)、作新学院(栃木)が勝って3回戦に進んだ。東邦(愛知)は2回戦に進出。

 下村ら3投手が粘った英明は八回に中浦の適時打などで2点を勝ち越し、智弁和歌山を3―2で破った。作新学院は二回に4点を先取し、七回に3点を加えて8―6で大分商を振り切った。東邦は宮國凌空(宜野湾中出)が先発。3投手の継投が決まり、鳥取城北との1回戦を6―3で制した。


▽1回戦

東邦―鳥取城北(9時2分、12000人)

東邦(愛知)
010 300 110│6
000 003 000│3
鳥取城北(鳥取)

(邦)宮國、山北、岡本―南出
(鳥)新庄、村山、吉田―河西

▽二塁打 岡本、藤江
▽犠打 中村、大島、藤江、宮国、原田、山本、三輪、山戸
▽盗塁 真辺2
▽失策 真辺2、石川、日下、河西2
▽暴投 新庄
▽試合時間 2時間10分

 【評】東邦は小技を生かした攻撃が光った。二回に藤江の適時二塁打で1点を先行し、四回はバント安打やスクイズなどで3点。終盤もバントを絡めて加点した。先発宮國は6四球ながら6回3失点と粘り、山北と岡本が無失点でつないだ。

 鳥取城北は新庄が8回11安打6失点と苦しんだ。失策が失点につながり、打線も好機での決定打を欠いた。

目指すは6度目優勝

 宮國(粘って6回3失点。選抜大会最多58勝目にあと一つに迫り)「今日は30点。最多記録というより、6度目の優勝を目指している。次は僕がきちんと投げたい」