県内屈指の巨体牛が激突 屋慶名大闘牛 3月26日、うるま石川ドーム


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 重撃
 雷神大力

 【うるま】屋慶名大闘牛大会(主催・屋慶名闘牛組合、共催・琉球新報社)が26日午後1時、うるま市の石川多目的ドームで開かれる。最大の見どころのシーの1番は、1250キロの重撃と1100キロの雷神大力が登場する。県内屈指の大型牛同士の迫力あるぶつかり合いに注目したい。そのほか、花形牛同士の封切り戦など、好取組が予想される対戦が並ぶ。

 重撃は、掛け技から、立っているだけでプレッシャーを与えるような巨体での強烈な押し込みを見せる。徳之島では、全島王者の牛若赤丸(現牛若赤丸ぎのわん號)に挑戦し、惜敗しているものの20分超の長期戦を繰り広げ、観客を沸かせた。沖縄デビューは昨年5月の下地ボーヌー戦で、わずか28秒で勝利。直近は同年9月のどなんトガイ戦だが、3分余で敗れている。

 対する雷神大力は、元徳之島重量級全島王者で、掛け技から一気に腹取り攻撃を繰り出す。当地では、2019年3月のダイナマイト白龍戦が初戦で、圧倒的な強さで勝利し一躍注目を浴びた。沖縄での直近の取り組みは昨年6月の銀竜羅維愛との対戦で、掛け技に苦しめられ土俵際に追い込まれながらも、切り返しのうまさで逆転勝利した。

 そのほか封切戦は、2連勝中の大嵐と、先場所で元王者の赤番頭と善戦を繰り広げた南星朱蘭(元天心さくら)の赤牛同士が対戦する。

 入場料金は男性3千円、女性2千円、中高生は千円。小学生以下は無料。
 (平川康宏通信員)