北谷「ゼロ番地」 国管理に移行へ 2万平方メートル埋め立て地 沖縄


社会
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沖縄県庁

 通称「ゼロ番地」として知られる北谷町内の約2万5千平方メートルの埋め立て地を巡り、県は22日に開かれた土木環境委員会(呉屋宏委員長)で、今後、県管理から国管理へ移行する方針を示した。新垣光栄氏(おきなわ南風)への答弁。

 ゼロ番地は一時期、解体業者らが占有し、不法投棄などが問題となっていた。このため県は国管理への移行に向け、土壌汚染調査などを実施しているとした。

 この土地を埋め立てた男性の息子の代理人によると、男性は66年に北谷村(当時)の約60万7千平方メートルの埋め立て免許を申請後、琉球政府の指導で約2万5千平方メートルを加えた実施設計を申請した。合計土地63万1千平方メートルの実施設計が認可されたことを受け、男性は埋め立てを始めた。
 (武井悠)