バスケW杯、エコ活動も応援 ドリンク飲んだ後は堆肥になる紙コップ 沖縄市


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
8月に沖縄で開催されるバスケW杯記念のエコカップを手にする沖縄市プロジェクト推進室の新垣結乙さん=15日夜、沖縄市の沖縄アリーナ

 【沖縄】今年8月に開催されるFIBAバスケットボールW杯に向け、開催地の沖縄市は大会をPRするオリジナル紙コップを製作した。大会会場の沖縄アリーナで15日に開かれた琉球ゴールデンキングスのホーム戦で販売した飲み物用カップとしてお披露目した。

 カップは堆肥化できる生分解性。市古謝の琉球管理産業が協力し、使用済み品を回収し、生ごみと一緒に堆肥化する。市内の小学校で環境教育の出前授業をし、市内の緑化活動にこの堆肥を使う計画。

 カップは本年度のFIBA気運醸成事業で4万個製造した。来年度も実施予定。市は沖縄アリーナの他に沖縄こどもの国で開催するイベントなどでも活用する。

 15日夜に開催されたホーム戦では約2万個のカップを用意した。市プロジェクト推進室の新垣結乙(ゆい)さんは「大会が盛り上がるようにPRしていきたい。アリーナからエコ活動を発信したい」と話した。
 (島袋良太)