吉村兄弟、ダブルスで執念の勝利 ゲームの流れつかみ勝負決める 卓球Tリーグ プレーオフファイナル


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琉球―東京 第1マッチダブルス 落ち着いて返球する琉球の吉村真晴(左)、吉村和弘ペア(大城直也撮影)

 琉球アスティーダは23日、男子プレーオフファイナルに挑み、木下マイスター東京をに勝利し、Tリーグ王者に返り咲いた。

 吉村真晴・吉村和弘の兄弟ペアが勝敗を左右する最初のダブルスで執念の先行勝利をつかんだ。最初のゲームは中盤に2度の3連続得点で流れをつかみ、一気に勝負を決めた。

 しかし、2ゲーム目は序盤から5連続失点と苦しい展開に。4―9から10―10のジュースへと持ち込む粘りを見せたが、最後は吉村真のレシーブミスが続いて競り負けた。

 6―6からスタートの最終ゲームは会場を興奮の渦に巻き込む熱戦となった。先行され8―10と先にゲームポイントとされたが、スピード感のある激しいラリーを制するなど3連続得点で逆に11―10と相手を追い込んだ。激しい攻防が繰り広げられ、3度目のゲームポイントで吉村和の強打を相手がレシーブできずに14―12で勝負を決した。

 吉村真は本来の粘り強さを発揮できずにいたが、試合の中で修正し、終盤にかけて徐々に調子を取り戻した。
 (大城三太)