下地島空港や県庁にも PFAS泡消火剤計5920リットル保有 県有5施設 県議会環境委で答弁 沖縄


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 人体に有害とされる有機フッ素化合物(PFAS)の一種、PFOSとPFOAを含む泡消火剤について、県環境部は23日、2月時点で県有5施設に計5920リットル保有していると明らかにした。県議会土木環境委員会で仲里全孝氏(沖縄・自民)に答えた。

 内訳は下地島空港3920リットル、県庁行政棟と県民広場地下駐車場に各600リットル、三重城合同庁舎と県総合福祉センターに各400リットル。

 2021年9月時点では9施設に計9570リットル保有されていたが、21年度に県消防学校(1800リットル)、宮古島空港(1150リットル)、22年度に県立武道館(400リットル)、県立看護大(300リットル)がそれぞれ処理された。残る保有分について、県は23年度以降も処理を継続していく。(安里周悟)