【中国時報】徐詣帆、再起向け始動


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 日本植民地時代に起きた台湾先住民による最大規模の抗日暴動事件・霧社事件を描いた映画「セデック・バレ」で、先住民警官の花岡一郎を演じ、2011年台湾のゴールデンホース賞助演男優賞に輝いた徐詣帆が今、歌で再起を懸けている。

 本来音楽を志し、歌手としてのデビューを夢見ていた徐だが、たまたま出演が決まった映画が大ヒット。瞬く間にスターの座に踊り出たものの、受賞後は仕事が全くなく、昨年まで観光バスの運転手として家族の生活を支えていた。
 転機は昨年、自らの夢と挫折を歌ったオリジナル曲「追夢人」が大好評を博したこと。現在は新作映画「太陽の子」の出演も決まり、テーマ曲も担当している。グルメ番組のリポーターとしても活躍の場を得るなど、再起に向け始動している。