普天間基地周辺、子どもたちに安全を 空・水・土の安全保障求め 中城村議会が意見書 沖縄


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中城村役場

 【中城】中城村議会(伊佐則勝議長)は24日、3月定例会最終本会議で「普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・水・土の安全の保障を求める意見書」案を全会一致で可決した。普天間小、普天間第二小、緑ヶ丘保育園の上空での米軍機の飛行禁止や、有機フッ素化合物(PFAS)の土壌調査などを求めている。近く日本政府に郵送する。

 意見書は、米軍機からの落下物や騒音で市民の生命や安全が脅かされ、学童・園児の学びに影響が出ていると指摘した。水道水や湧き水から有機フッ素化合物PFASが検出されている問題にも触れ「国全土で保障されるはずの自由と平等がないがしろにされている」と強調した。(新垣若菜)