FC琉球、惜敗 第4節で早くも土、牙城崩せず…福島に0ー1


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琉球―福島 後半、力強いシュートを放つ琉球の清武功暉(左)=26日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(喜瀬守昭撮影)

 サッカー明治安田J3第4節第2日の26日、FC琉球は沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで福島ユナイテッドFCと対戦し0―1で敗れた。2勝1敗1分けの勝ち点7で6位。

 前半は狭いスペースでタッチ数を多くしながら、細かいパスでつないだ。エリア内でゴールに近づいたが、得点はならず。逆に攻め込まれた。GK田口潤人が1対1をファインセーブして危機を逃れたが、34分にゴール前の混戦から押し込まれ0―1で折り返した。後半は攻防戦を繰り広げるも1点が遠く、終盤に猛攻を仕掛けたがゴールをこじ開けることができなかった。

 次戦は4月1日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場でFC岐阜と対戦する。

 1年でのJ2昇格を決意する琉球だが、早くも第4節で土がついた。タフネスさを貫き、終了後にほとんどの選手がピッチに倒れ込むほど体を張った福島の壁を破れなかった。

 前半序盤から武沢一翔の積極的な動きでゴール近くへ迫った。GK田口潤人が好セーブで鼓舞したが、34分にサイドから切り崩され混戦の中から先制された。

 後半は阿部拓馬、清武功暉を投入し挽回を狙った。最終盤で猛攻に出たが、最後まで牙城を崩すことができなかった。

 清武のミドルシュートは左のゴールポストを直撃し得点に最も近かった。「前半から相手プレスをかいくぐれていなかった。ボールを回すのはいいが、もっと前へいく意識が必要」とゴールに向かう姿勢が足りなかったと指摘。先制される展開が3試合続いていることを危惧し「先制できればもっと面白いサッカーができる」と自信をたぎらせる。

 先発したMF高安孝幸は「縦パスやワンツーをもっと怖がらずに出していきたい。アイデアのあるプレーで質を上げていきたい。勝負を仕掛けるタイミングをみんなで意識共有し、連動させていかないといけない」と次戦以降の課題とした。
 (大城三太)