沖尚、打撃練習に熱、継投策攻略へ集中 きょう3回戦


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3回戦の東海大菅生戦に向けて練習に打ち込む沖縄尚学の選手ら(提供)

 28日の選抜大会3回戦に向けて、沖縄尚学は27日、大阪府内で練習に打ち込んだ。対戦する東海大菅生(東京)は4投手継投で勝ち上がってきた。3回戦も速球派の投手を中心とした継投策が予想される。攻略を狙う沖尚メンバーは、この日も打撃練習に集中して取り組んだ。

 東海大菅生は140キロ台後半の速球を投じる日當直喜が主戦を務め、投手陣を引っ張る。秋の公式戦は4完投で防御率は0・78。中継ぎ陣も要所で活躍し勝利を重ねた。1回戦は1年生投手を先発に4人でつなぎ終盤に日當が締めた。3回戦では日當の先発が見込まれる中、佐野春斗主将は日當の速球攻略を誓う。継投を武器とする相手に、つなぐ打線で勝負を仕掛けたいところだ。

 天候不良で1日順延となった。2回戦から2日空いた。2試合完投の東恩納蒼にとっては貴重な調整期間となったとみられる。ただ比嘉公也監督は3回戦に向けて「2番手以降の投手が鍵になるかなと思っている」と語っていた。2番手に控える3人の起用も重要になりそうだ。

 最終練習ではフリー打撃で東恩納以外が打撃投手を務め、打者への感覚を高めていた。2014年に続く8強入りへ。3回戦もチーム一丸で粘り強い戦いが求められる。
 (謝花史哲)