沖尚の宮平、親子2代で甲子園出場 「夏にまた戻って来たい」 センバツ高校野球


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東海大菅生―沖縄尚学 4回裏無死一塁、三塁、二盗への悪送球を捕球する沖尚の遊撃手・宮平良磨(ジャン松元撮影)

 選抜高校野球大会第9日は28日、甲子園球場で3回戦が行われ、沖縄尚学は0―1で東海大菅生(東京)に惜敗した。

 七回、三遊間に転がる安打性の当たりをさばきアウトにした遊撃の宮平良磨。初戦は2失策で2回戦はスタメンを外された。再び機会をもらい「飛んでこい」と強い気持ちで臨み、好プレーへとつなげた。

 父の良樹さんは県勢で選抜初制覇を成し遂げた比嘉公也監督の一つ後輩で、夏の大会で甲子園を経験した。良磨は両親の仕事などの関係で大阪で生まれ育ったが、沖尚に憧れて進学を決めた。父と同じ舞台に来ることができ、さらにスタメン出場も果たした。

 良磨は「沖尚に来て本当に良かった。この経験を生かし、夏は県予選を圧倒して、また戻って来られるように頑張りたい」と目標を掲げた。
 (謝花史哲)