骨粗しょう症予防を 受診率低い沖縄


この記事を書いた人 金城 美智子
骨粗しょう症の予防を呼び掛ける身長測定会で身長を測る参加者=9日、那覇市の那覇東郵便局

 11日の「介護の日」を前に、製薬会社の日本イーライリリー(神戸市)は9日、骨粗しょう症の予防を呼び掛ける身長測定会を那覇市の那覇東郵便局で開いた。骨粗しょう症は身長の縮みを引き起こし、悪化すれば寝たきりにもつながることから、骨粗しょう症検診の受診などを呼び掛けた。

 郵便局を訪れた人々は身長を測定し、骨粗しょう症による自覚のない椎体(ついたい)骨折「いつのまにか骨折」についての冊子を受け取った。
 那覇市の田島芳子さん(65)は「思っていたより2センチほど縮んでいて驚いた。『骨粗しょう症の疑いがある』と言われたので病院で検診と医師の指導を受けたい」と話した。
 イベントの広報担当者は「骨粗しょう症検診の受診率が高い県は要介護率が低い傾向がある。沖縄県は骨粗しょう症検診の受診率が全国42位。寝たきりにならないためにも受診を呼び掛けたい」と話した。【琉球新報電子版】