甲子園で躍動、石垣出身の大舛 攻守で大活躍 東海大菅生(東京)


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大阪桐蔭―東海大菅生 1回裏1死二、三塁、二ゴロをさばいて本塁へ送球、封殺する東海大菅生の大舛凌央=29日、兵庫県の阪神甲子園球場(ジャン松元撮影)

 東海大菅生(東京)の大舛凌央(石垣中出)が2番二塁で先発出場を続け、目標だった甲子園の大舞台で躍動した。準々決勝で敗れたが、攻守で活躍し8強入りに貢献した。「小さい頃から目指した舞台。緊張もあったけど十分に楽しめた」と力を出し切った。

 初戦の2回戦から毎試合安打を記録。1犠打、1盗塁も決めた。守備では3回戦の沖縄尚学戦で失策を出してしまったが、準々決勝の大阪桐蔭戦ではしっかり修正。再三、好守備でチームの窮地を救った。

 小学生の頃、甲子園球場で4強入りする東海大菅生のプレーを見て「このチームでやりたいと思った」と、島を飛び出した。中学での実績もない中で、野球にひたすら打ち込んだ結果、自らの力でレギュラーをつかみ、中心メンバーに成長した。
 (謝花史哲)