ここからオリンピック選手誕生も 宜野湾にスケボー場が完成 米軍普天間飛行場の敷地内


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松川正則市長ら参加者の前でオーリーを披露するスケーター=30日、宜野湾市の米軍普天間飛行場敷地内ゲート4エリアのスケートボード場

 【宜野湾】米軍普天間飛行場敷地内のゲート4エリア(通称・市民広場)に設置されたスケートボード場が30日、開場した。市内のスケートボード場としては2施設目となる。同日、宜野湾市はオープニングセレモニーを開き、松川正則市長や米軍普天間飛行場司令官のヘンリー・ドーベリー大佐のほか、プロスケーターの才哲治(さいてつはる)さんらが参加した。

 施設の広さは560平方メートルで、セクションと呼ばれる道具が設置されている。種類はバンク、レール、ランプなどで、中級者以上向け。一方でスケーターの意見を取り入れ、施設内にはセクション設置のない広めのエリアもあり、初心者も一緒に楽しめる。

 松川市長は「地域や市議の皆さまから多くの要望を頂いていた。周りに民家もなく、思う存分楽しんでもらえるはずだ」と施設の完成を祝った。ヘンリー大佐は「将来的にここで練習した人がオリンピックに出場することを信じている」と期待した。

 セレモニーでは才さんを含む3人のスケーターが施設の使い心地を確認した。オーリーなどダイナミックな技を披露し、参加者を沸かせた。利用時間は午前7時~午後7時で無料。15歳以下はヘルメットとプロテクターの装着が必須。
 (名嘉一心)