女子A・新垣がプレーオフ制し初V 女子Bは金城が優勝 全琉アマゴルフ


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女子A プレーオフを終えて塚原茉里香(左)と健闘をたたえ合う新垣くらら

 第61回全琉アマチュアゴルフ選手権大会(主催・県ゴルフ協会、琉球新報社)は最終日の30日、本部町のベルビーチゴルフクラブで各部門の決勝が行われた。

 プレーオフを制し初の栄冠に輝いた女子Aの新垣くらら(久志中3年)。予選を首位通過したが、この日は終盤にスコアを崩し、「優勝したことはうれしいけどスコアも含めて納得はいっていない」と悔しさと反省が何度も口から出た。

 追い風が強かった前半はクラブの番手を下げ、いつもより弱めに打つことを意識して飛距離を求めなかった。出入りはあったが三つのバーディーを取るなどいい流れだった。

 しかし、向かい風となった後半にリズムを崩す。パー3の15番で番手を上げ、「思った以上にスイングを大きくしてしまった」とグリーンを越え、トリプルボギーをたたいた。その後のホールはすべてボギーとし、その間に2位スタートの塚原茉里香に追い上げられ、最終ホールで並ばれた。「内心焦った」と言うが、友人との会話で気持ちを切り替え、プレーオフに臨んだ。

 1、2番ホールをともにパーで並び、迎えた3番。塚原がバンカーに入れるも、新垣は「相手のスイングを見てしまうと考えてしまう」と塚原を意識せずに自分のリズムを保ち、ホールを制した。

 4月からはエナジックスポーツ高等学院へ進学する。「初めてプレーオフも勝てたので、この優勝に自信を持って、いい成績を残したい」と新垣。高校での全国、九州の舞台を見据え活躍を誓う。
 (屋嘉部長将)

金城 円

気持ち崩れなかった

 女子Bで優勝した金城円の話 風が強い中、思うようにショットやパターが打てなかった。アウト(前半)でいい流れをつかんで後半に行きたかったが、前半でつまずいてしまった。ダブルボギー以上打たなかったことで気持ちが崩れなかった。