シニア部門、阿波根が強風を攻略し競技歴19年で念願の初優勝 ミドルシニアは呉屋がV 全琉アマゴルフ


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シニア 9番、力強いティーショットを放つ阿波根直哉

 第61回全琉アマチュアゴルフ選手権大会(主催・県ゴルフ協会、琉球新報社)は最終日の30日、本部町のベルビーチゴルフクラブで各部門の決勝が行われた。

 シニアの阿波根直哉が念願の頂点をつかんだ。4バーディー、6ボギーの74と、シニアでこの日唯一の70台。「全琉アマ、嵐山カップで2位になったことはあるが、19年間の競技生活で初優勝」と頬を緩めた。

 強風を攻略しつつ、うまく味方につけた。「アゲンストのホールは絶対攻めないと決めていた。フォローのホールでバーディーがきた」と他の選手が苦しむなかスコアを伸ばした。

 後半のインコース、出だしの10番で勢い付いた。450ヤード、パー4のロングで向かい風。セカンドで260ヤードを残し「無理に狙いにいかず、得意な100ヤードを残した」と刻んで、次のアプローチで約1メートルにつけた。難なくパーを奪い、以降の11、13、16番のバーディーにつなげ波に乗った。

 グリーン上では「傾斜は怖くなかったが、芽がどこを向いているかをきちんと確認した」とパットの感覚もさえた。
 (大城三太)

呉屋 幸二

OBなしが勝因

 ミッドシニアで優勝した呉屋幸二の話 OBがなかったことが勝因。ドライバーのショットを曲げずにフェアウエーをキープすることを意識した。バーディーチャンスは何度かあったが、グリーンの傾斜などが読めなかった。