沖縄出身の城間、島袋 大相撲の新弟子検査 体格基準をパス


社会
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両国国技館

 新型コロナウイルスの感染対策で延期されていた大相撲春場所の新弟子検査が4日、東京・両国国技館で行われ、日大相撲部主将で昨年の全国学生選手権の団体を制した春山万太郎(22)=鹿児島県出身、尾上部屋=ら受検した33人全員が身長167センチ、体重67キロ以上(中学校卒業見込み者は165センチ、65キロ以上)の体格基準を満たした。内臓検査の結果を待ち、近く合格者が発表される。

 春場所の前相撲は行われず、夏場所(5月14日初日・両国国技館)から届け出順で番付にしこ名が載る見込み。春場所は学生の卒業時期が重なり、年6場所で最も入門者数が多い。義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降で2012年と並んで最少の34人が申し込み、この日は1人受検しなかった。

 春山は181センチ、141キロ。同じく日大出身で尾上部屋に入門の城間瑠正(22)=浦添市出身、中部農林高出=は180センチ、175キロだった。中部農林高を今春卒業した島袋偉海(いなつ)=伊江村出身=は175センチ、128キロ。

 元関脇黒姫山の孫、藤原海斗(15)=東京都出身、時津風部屋=は183センチ、151キロでパスした。