FMよみたん、新聞でも地元ニュース発信 法人初、琉球新報通信員に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
FMよみたんの仲宗根朝治社長(左)に通信員の委嘱状と腕章を手渡す琉球新報中部支社の宮城光男支社長=3月29日、読谷村のFMよみたん

 【読谷】琉球新報は4月から、読谷村を拠点とするコミュニティーFM局、FMよみたん(仲宗根朝治社長)に通信員を委嘱した。通信員は主に市町村面に地域ニュースを届ける役割を担い、県内各地で活躍しているが、法人への委嘱は初めて。

 FMよみたんが読谷に密着し、地域ニュースの動画も毎日配信し続けていることなどから、新報紙面や琉球新報デジタルとの相乗効果を図るため「コラボ」を試みる。

 FMよみたんのスタッフが取材した読谷のニュースを琉球新報に掲載する。FMよみたんとしては、地元読谷村のニュースを村内外に発信することが期待でき、琉球新報は地域ニュースの発信強化を図れる。

 3月29日には通信員の委嘱状交付を生中継する特別番組があった。出演した宮城光男中部支社長が仲宗根社長に通信員の委嘱状と通信員腕章を手渡した。

 仲宗根社長は「読谷の記事が沖縄の多くの皆さんに届くことで村民が地元を誇りに思い、読谷であった良い出来事が全県に広がるといい」と意気込んだ。宮城支社長は「地域に密着してきたFMよみたんのネットワークを生かして、明るいニュースを届けてほしい」と話した。
 (島袋良太)