「お魚レシピ伝道師」講習第2日の10月1日、実習でレシピ6品を調理した。新鮮な県産魚介類を使用した薬膳の効能も考えられたレシピに、参加者らは満足そうに舌鼓をうった。(紙面は毎月第4木曜日掲載、ウェブ版は毎週木曜日更新)
作ったのは、カツオの酢味噌和え、マグロのソテークワァン草花甘酢あん、イカスミじゅうしー、ミーバイの味噌汁、モズクの寒天寄せ、タウチーチャオの6品。薬膳と聞くと、苦い、難しいというイメージがあったが、実際に作ってみるとかんたんで、とっても美味しい!普段の料理に少し手間と材料を加えるだけで、薬膳の効果が高まるのも驚きだ。例えば、カツオの酢味噌和えにゴーヤーとニンニクを入れれば、体にこもった熱を取り除き、精神を安定させるといった効果が期待できる。ミーバイの味噌汁も、サクナと青パパイヤを煎じたものをだし汁に使えば、美肌・美容効果があるそうだ。
参加者は和気あいあいとした雰囲気の中、食事を楽しんだ。実習で作ったレシピの中で、血を補い精神を安定させパワーアップをはかる「マグロのソテークワァン草花甘酢あん」を紹介する。
材料(4人分)
マグロ 80g×4切れ
塩 少々
胡椒 少々
小麦粉 少々
オリーブ油 適量
にんにく 大4粒
赤ワイン 200cc
醤油 大さじ1
クワァン草花甘酢漬け 5輪×4人分
オリーブ油 適量
ドラゴンフルーツ 赤・白各1/2個
つるむらさき 30g×4人分
海ぶどう 少々
塩・胡椒 少々
醤油 大さじ1
作り方
①マグロに塩、胡椒をしておく
②にんにくはみじん切り、ドラゴンフルーツは大きめの半月切り、ツルムラサキは粗切りにする。クワァン草花もみじん切り
③火をつける前に、フライパンに油をしきにんにくを入れ、火をつけて香りが出たら小麦粉をまぶしたマグロを入れソテーし、赤ワインと醤油を入れ、クワァン草花のみじん切りを半量入れて炒め、器に取り出す
④使ったフライパンに油を入れてドラゴンフルーツをさっとソテーし取り出し、ツルムラサキもソテーして塩、胡椒、醤油で味を整える
⑤器に彩りよく盛り、のこしたクワァン草花と海ぶどうを添えて出来上がり