北部初の県立中高一貫校「桜中学」が開校 沖縄・名護市 1期生は40人


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
名護高校付属桜中学校の開校式で半嶺満教育長(左)から校旗を受け取る同校の遠越学校長=7日、名護高校体育館

 【名護】沖縄県立の併設型中高一貫校として、北部圏域で初めて設置される名護高校付属桜中学校の開校式が7日、同校で開かれ、新入生40人が1期生として入学した。県教育委員会は、中学から高校までの6年間を一貫して学ぶことで計画的・持続的な教育を目指し、高い能力や意欲のある人材育成を推進する考えだ。

 県立の併設型中高一貫校の設置は同校で4校目となった。開校式で、半嶺満県教育長は「学校名の『桜』には桜の名所である北部地区で学ぶ子どもたちが、心が豊かに育ち、未来の沖縄をけん引してほしいという思いを込めた。保護者や地域から信頼される学校になることを期待する」とあいさつした。

 遠越学校長は「幅広い知識と教養を身に付け、国際化や社会の変化に主体的に対応でき、他者と協働して問題解決できる人材育成を目指していく」と語り、半嶺教育長から新しい校旗を受け取った。

 医療関係で働くことが夢だという新入生の1人(12)は「高校生と一緒に行事をすることが楽しみで、3年間同じクラスの仲間と仲良く過ごしたい」と学校生活への希望を語った。
(池田哲平)