宮古島の平良港、専用バースに初の海外クルーズ船 コロナ禍経て 217人が市内観光楽しむ 沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
平良港のクルーズ船専用バースに接岸した海外クルーズ船「スター・ブリーズ」=8日午前、宮古島市

 【宮古島】海外クルーズ船「スター・ブリーズ」(バハマ船籍、1万2969トン、全長約159メートル)が8日、宮古島市の平良港クルーズ船専用バースに接岸した。2020年3月に専用バースは完成したが、新型コロナウイルスの影響もあり、専用バースへの海外クルーズ船の入港は今回が初めて。乗客217人が市内を観光した。

 乗客は、港内にある「平良港旅客受入施設」で検疫や税関検査を受け、市や観光協会の関係者らからの出迎えを受けた。その後、タクシーやツアーバスで観光に向かった。シャトルバスや歩行で市内に向かう人もみられた。

 

検疫や税関検査を終えて、宮古島市の関係者らから歓迎を受ける海外クルーズ船「スター・ブリーズ」の乗客ら=8日午前、宮古島市の平良港

 クルーズ専用バースは20年に完成し、22年3月に拡張工事を終えたが、コロナの影響でクルーズ船の入港がなかった。
市観光商工課の担当者は「クルーズ船が宮古島の観光に与える影響は大きい。クルーズ船の需要の回復はまだ十分ではないが、市内の活性化につながると期待している」と話した。