【伊江】伊江港と本部港を結ぶ村営の「フェリーいえしま」甲板長の知念毅さん(60)がこのほど、定年退職を迎えた。3月30日に最後の運航を終え、28年にわたるフェリー人生に幕を下ろした。伊江港では「お疲れさまでした」と書かれた横幕が掲げられ、「フェリーぐすく」の乗組員や家族、同級生らが駆け付け、知念さんに多くの記念品やねぎらいの言葉が贈られた。
知念さんは1992年4月に臨時職員として配属され、95年4月に甲板員として採用。6年前に甲板長に就いた。これまでを振り返り「乗組員に支えられ、28年間務めることができた。感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
大城哲船長(45)は「後輩たちにいつも温かく笑顔で接してくれた。ゆっくり休んで第二の人生を楽しんでください」と労をねぎらった。