ボクシングのダブル世界タイトルマッチ各12回戦が8日、有明アリーナで行われ、世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)はWBA4位のアンソニー・オラスクアガ(米国)に9回58秒TKO勝ちを収めた。WBAバンタム級王座決定戦は同級1位の井上拓真(大橋)が同級2位のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)に3―0で判定勝ちし、新王者になった。前座では那須川天心(帝拳)がプロボクシングデビューし、スーパーバンタム級6回戦で日本バンタム級2位の与那覇勇気(真正)に3―0の判定で快勝した。
与那覇は「ぶざまな負け」とうなだれた。積極的に前に出たが、パンチはことごとくかわされた。「スピードはもちろんある。それ以上に、打ち分けなどボクシングの技術が思ったよりあった」とたたえた。
日本バンタム級2位の与那覇は那須川の能力の高さを認め「クリンチの強さもあった。吸収力もあると思うので、どんどん上にいくと思う」と予想した。
(共同通信)