陸自50人、公園隣接の河川でボート訓練 水害時の救助活動を想定 沖縄・豊見城 ハーリー用のスロープ使用


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豊見城市の豊崎海浜公園を利用してボートの操作訓練を実施する陸上自衛隊第15旅団の自衛官ら=12日午前、豊見城市

 【豊見城】陸上自衛隊第15旅団は12日午前、沖縄県豊見城市の豊崎海浜公園に隣接した河川で手こぎボートの操作訓練を行った。訓練は水害時の救助活動に必要なボート操作技術の向上が目的。同旅団の第15施設隊をはじめ、第51普通科連隊、宮古警備隊、第15高射特科連隊、同後方支援連隊などから約50人が参加した。

 訓練では公園内のハーリー用スロープから河川に下り、救助用ボート4艇などを使い、専用のオールで進行や方向転換などを行った。同旅団によると、訓練は公園の指定管理者から使用許可を得て実施。「災害時に対応できるよう、許可を得られた河川で訓練している」と話した。同市の徳元次人市長が視察した。

(岩崎みどり)