首里城の龍頭棟飾、6月までに業者決定 監修会議の田名委員長が方針 沖縄県議会の意見聴取に


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龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)とは、首里城正殿の正面と屋根の両端に付いている飾り。(2019年8月撮影)

 沖縄県議会土木環境委員会(呉屋宏委員長)は12日、首里城正殿の龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)の復元を壺屋陶器事業協同組合に発注するよう求める陳情が提出されたことを受け、同組合の島袋常秀理事長らと、発注先を決定する首里城復興基金事業監修会議の田名真之委員長と波多野泉委員を招致して意見聴取をした。田名委員長は人材育成の観点から同組合も関わった上での製作体制が望ましいとの見解を示し、6月までに監修会議で発注業者を決定する方針を示した。

 (梅田正覚)