「感謝の気持ちを込めて」 東風平中の吹奏楽部が初コンサート 卒業生や教師も参加


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東風平中の生徒、保護者、教師が一体となったコンサート=2日、南風原町立中央公民館黄金ホール

 【八重瀬・南風原】八重瀬町立東風平中学校吹奏楽部の初コンサートが2日、吹奏楽部保護者会の主催で南風原町立中央公民館黄金ホールで開催された。「スプリングコンサート」のタイトルに、世話になった全ての方々へ向けて「感謝の気持ちを込めて」の副題を付けた。3月に卒業した部員8人も参加し、卒業生にとっても集大成の演奏会となった。

 3部構成で行われ、第1部は校歌演奏から始まり「ポロネーズとアリア」「夢への冒険」「エルザの大聖堂への行列」と続いた。第2部のトランペット独奏では、卒業生の上地美栞さんが顧問の西平守良教諭のピアノ伴奏に合わせて堂々と演奏を披露。続いての打楽器アンサンブルでは後輩の神里愛佳さん、浦崎結菜さん、下地娃子さんが木琴・鉄琴を使い分け軽快な「エオリアン・トリオ」を披露した。

 休憩を挟んで、第3部では部員らが変装して登場。さらに一般の助っ人演奏家も加わって、「いつでも夢を」「童神」「セントルイス・ブルース・マーチ」「となりのトトロ」を演奏して盛り上げた。

 「いつでも夢を」は友情出演した教諭がマイクを握って歌いながら登場。「童神」で指揮を執る西平教諭が途中から歌い出したり、「となりのトトロ」で合唱部員が登場して歌い出したりしたほか、トトロに変装した先生が指揮者の西平教諭を押しのけて指揮を始めるなど、愉快なパフォーマンスを披露して楽しいコンサートとなった。

 西平教諭はコンサートの盛り上がりに手応えを感じた様子で、来年以降も継続して開催したいと意欲を述べた。

(喜屋武幸弘通信員)